曇り日、時おり雲の合間から陽射しがこぼれる。
それは手のひらで受け止めたくなるようなあたたかさだった。
今朝も孫たちに「はやくはやく」と急かされて
8時前にはもう保育園に着いていた。
寒い朝だったのに孫たちの元気なこと。
おばちゃんの丸まった背中もすくっと伸びる。
仕事は思うように捗らずどうしようもなくて
焦ってもしょうがないと明日に残して帰路につく。
同僚とふたり一生懸命にがんばってみたけれど
肝心の義父が留守で連絡も取れなかった。
母はただぼんやりと新聞を読み続けるばかり。
帰宅すると一足先に娘が帰って来ていて
少し生乾きの洗濯物をエアコンを点けて乾かしてくれていた。
おかげでコインランドリーへ行かずに済みとても助かる。
夕飯の支度も殆ど娘がしてくれる。
巨大なオムライスだった。娘の提案で6人分を大皿に盛り
バイキングみたいにしてそれぞれが小皿に取って食べる。
これは孫たちに大好評で「またつくってね」と大喜び。
娘がクリスマスイブにまた作ろうねとゆびきりげんまん。
笑顔いっぱいで穏やかなまま一日が暮れる。
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