台風一過の爽やかな秋晴れ。
ふりそそぐ陽射しのなんと優しいことだろう。
あやちゃんと保育園へ。砂場の上の日除けシートが破けてぼろぼろに。
保育士さんが台風の置き土産と格闘していた。
山里へ向かえば倒木もあって作業員の人達が片づけてくれていた。
おかげで通行止めにならず無事に職場へ着けてありがたいこと。
秋遍路さんが多い朝。昨日は足止めを余儀なくされた事だろう。
爽やかな朝風を浴びながら気持ちよさそうに歩いていた。
職場のまわりの秋桜も鶏頭も憐れな姿だったけれど
起き上がりこぶしのようにやがてすくっと立つことだろう。
嘆くよりもエールを送りたいそんな朝の風景だった。
今年ほど自然災害の多い年はないだろうと思う。
心痛むことがたくさんあったけれどとにかく前を向かなければ。
ひとは強い。失うことがたくさんあっても歩くことが出来る。
穏かな夕暮れだった。
一番星を見つけて思わず手を合わせていた。
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