夜明け前になり北海道で大きな地震があったことを知る。
台風に見舞われたばかりだというのになんということか。
自然の猛威はこれでもかこれでもかと容赦なく襲ってくる。
そんな現実を叩きつけられたように感じてずしんと心が重くなった。
朝のうちに札幌の友と連絡がとれる。
「家族みな無事」と、とてもとてもほっとする。
人一倍家族思いの友のこと、きっと家族を励ましながら
今を乗り越えてくれると信じている。
停電で暗い夜も笑顔でいてくれるような気がしてならない。
とにかくこんな時だからこそひとは前を向かなければいけない。
私は自分にあたえられた一日を大切に過ごす。
平穏無事が今日ほどありがたく思ったことはなかった。
明日は我が身かもしれないけれど
生きてさえいればと不安を払いのけるようにしながら
いつものようにこれを記す。いつものようにがとてもありがたい。
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