未明に台風が宮崎に上陸。
雨雲が尾を引いており時おり激しい雨が降ったりやんだり。
朝のうちに昨日の宴会の後片付けを終えて
午後は気が抜けたようにごろごろと寝てばかり。
お盆もあっという間、明日にはもう送り火を焚かなければ。
「もう帰らないといけませんよ」と告げられたら
どんな気持ちになるのだろうとふと思う。
めいちゃんが鐘を鳴らしながら「どこへかえるの?」と問う。
「おそらのおうちにかえるのよ」と応えると
「ふ〜ん」と言って不思議そうな顔をして見せた。
お風呂上がりの孫たちの賑やかな声を
姑さんはどんなにか心残りに思いながら聞いている事だろうか。
残された私たちはまたすくっと前を向いて日常を歩む。
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