2017年11月09日(木) |
別れもあったり笑顔もあったり |
よく晴れて日中はぽかぽか日和になった。
秋桜が盛りを過ぎてもまだ健気に咲いてくれていたり。
山々の紅葉が目立つようになったり。山茶花の花が咲き始めたり。
孫たちを保育園に送り届けてから山里の職場へ。
少し忙しかったけれどそれなりにやっつけて早々と帰宅。
私が仕事をしている間、母はずっと新聞を読み続けていた。
今日はそれが少しも気にならず。とにかく母の好きなように
そっとさせてあげるのがいちばんのように思えた。
仕事中に郵便局で昔からお付き合いのあるTさんに会って。
数日後に大阪に旅立つことを知らされる。旅行ではなくて
そのまま大阪に永住するのだそうだ。なんとも寂しい話だった。
「もう帰ることはないだろう」と言う。思わず手を取り合って
今生の別れかもしれないと。胸がとても熱くなり涙が出そうだった。
Tさんも70歳が近くなり老後の事を思っての一大決心だそうだ。
独身で家族もいないTさん、大阪には友達がたくさんいるって。
「頼りになる奴がいっぱいおるけんな」って少し笑顔で話してくれた。
やはりみんなみんな心細いのだなとあらためて思う。
私には家族がいてくれるけど、もし独りぼっちだったらとふと考える。
帰宅して今日もめいちゃんと夕散歩。
お大師堂にお参りに行って大橋のたもとまで歩く。
めいちゃんは自転車。ばあちゃんはちょっと駆け足で歩く。
そうして今日も笑顔で暮れて行った。ありがたいこと。
|