2017年11月07日(火) |
なんとしても生きなければ |
晴れのち曇り。今夜遅くには雨になりそうだ。
今朝ものんびりと山里の職場へ。
歩き遍路さんが3人、声をかけられずに
ただただ会釈をしながら追い越して行くばかり。
母と向かい合って仕事。とは言っても
ずっと新聞を読み続けている母だった。
とにかく母のペースに合わせてあげなければと
帰り際にそっと急ぎの仕事があることを告げる。
「木曜日まででいいから」って言うと
「うん、わかった」と機嫌よく応えてくれてほっとする。
帰りに寄ったショッピングモールで9月に亡くなった友の
お姉さんと会うことが出来た。お葬式の日以来会えずにいたから
手を取り合うように寄り添ってしばし語り合う。
寂しさ辛さはもちろんのことだけれど、死への不安も大きいと。
それは私も同じで語り合っているうちに二人とも涙ぐんでいた。
私は娘たちと同居していてそれがどれほど恵まれていることか。
お姉さんは独り暮らし。昼間は仕事をして気を紛らしているけれど
夜になったらとてつもなく寂しくて不安ばかりが募るのだそうだ。
どんなにか心細いことだろう。思わずハグしたい気持ちになった。
私より2歳年上のお姉さん。100歳まで頑張ろうと励ましあって
「また会おうね」って笑顔で手を振って別れた。
生きなければなんとしても生きなければと思わずにいられなかった。
帰宅して一時間ほどお散歩。お大師堂でゆっくりと手を合わす。
それからしばらく河川敷を歩いて薄っすらと心地よく汗を流す。
栴檀の木の実が日に日に色づき始めていた。
今日も平穏無事。ほんとうにありがたいこと。
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