2017年10月23日(月) |
優しい夕陽に包まれて |
ほんとうに久しぶりの青空。
ほっと空を仰ぎながら台風の進路を気遣う。
早朝のテレビは選挙ばかりだった。
某SNSではもっと台風情報をとの声が多くあった。
お昼には太平洋上に抜けてやがて熱低になったけれど
夕方のニュースでは各地の被害の様子が流れ心を痛める。
幸い難を逃れたとはいえどうして他人事だと思えようか。
今週の仕事はゆるりと始める。特に急ぎの仕事もなく
母もいないせいもあって気が抜けたようになっていた。
今週こそは退院出来るだろうか。母からは何も連絡なし。
お昼にとても嬉しい電話があった。小学生の時の恩師から。
昨日の新聞にちょこっと短歌が載っていたのを見つけてくれたらしく
「国語が好きだったよね」ってもう50年以上も昔の事を
今でも憶えていてくれていてほんとうに嬉しかった。
そうしてとても励みに思う。また新聞に投稿してみようと思う。
詩も短歌も川柳も、なにもかも中途半端な私だった。
プライドはもはや無くただただ自分の生む言葉を大切にしたい。
残しておきたいと思うささやかな「欲」だけがあった。
帰宅してひと休み。おひさまの匂いのする洗濯物をたたむ。
孫たちを保育園に迎えに行ってから一緒にお大師堂へ。
今日もめいちゃんが上手に木魚を叩いてくれた。
ごうごうと渦巻きながら濁流が流れる大河に夕陽が映る。
「おばあちゃんすごいきれい」と孫たち。
どんなに濁っていても夕陽が優しく包み込んでくれていた。
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