二十四節気の「清明」なにもかもが生き生きとして見えて
爽やかな風と光輝く太陽。ほんとうに気持ちの良い一日だった。
今日は海苔の「お嫁入り」昨年よりも少し早い初出荷だった。
出荷量は昨年よりも少なかったけれど、毎日少しずつ頑張って
やれるだけのことはやった達成感でじゅうぶんに満たされていた。
明日は入札。どうかどうか少しでも高値が付きますように。
今日の収穫はお休みだったので、のんびりするつもりだったけれど
やはり山里の職場の事が気がかりになり急きょかけつけていた。
とりあえず急ぎの仕事だけやっつける。あとはなんとかなるだろう。
少し残業になって帰路に着く。職場を出てすぐの県道で
右足を引きずるように歩いている女性のお遍路さんを見かけて
声をかけずにはいられなかった。やはり足を痛めているとの事。
お顔を見てびっくり。なんと先週の土曜日にも声をかけていた。
ちょうど保育園からの帰り道で孫たちも一緒に手を振ったこと。
お遍路さんも憶えていてくれて「また会えましたね」と喜び合った。
おせっかいかなと思いつつ車のお接待を申し出たら
喜んでうなずいてくれて平田町まで送って行くことに。
わずか十分程だったけれど車中でいっぱいおしゃべりをした。
大阪豊中からのお遍路さん。まだ20代と思える若い女性だった。
二度も会えるなんてほんとうに縁があったのだと思う。
まさに一期一会。今日山里に来なければ、そして残業をしなければ
会えなかったのだと思うとなんだか不思議な気持ちになった。
とても清々しい気持ちで笑顔で手を振って別れる。
足の痛みが少しでも楽になりますように。
そうしてきっときっと結願出来ますようにと祈るばかり。
今日も笑顔で穏やかな一日をありがとうございました。
保育園は入園式で、綾菜も芽奈も元気に進級する。
これからもすくすくと成長してくれますように。
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