山々の紅葉をわずかに残し景色は日に日に冬枯れていくけれど 民家の庭先には山茶花の花が咲き水仙の花も見られるようになった。
ほっとする景色がそうしてあることがとてもありがたく思える。 冬ごもりしてしまいそうなこころにもひだまりがあるのだ。 それはこれから真冬になってもそっとあたためてくれることだろう。
ずっとずっと平穏な日々が続いている。 不安なことはたくさんあるけれどそんな不安を打ち消すように。 「だいじょうぶだよ」ってそんな声が天から聞こえてくるようだ。
何事もなく一日が過ぎ、夜が来るとほんとうにほっとする。 けれども欲張りなものだから今度はちゃんと朝が来ますようにと祈る。 そうして無事に朝が来るとまた一日の平穏を祈っているのだった。
朝に晩に「ありがとうございました」感謝の気持ちは決して忘れない。
お大師堂からの帰り道、夕陽が川面を射してきらきらと眩しかった。
わたしのなかにもおひさまがいるよって声をあげてさけびたくなった。
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