| 2012年07月31日(火) |
空が燃えて今日が暮れる |
午後7時。西の空が燃えているように紅くてなんだか胸がどきどきした。 今日が暮れていく。もう追いかけてはいけない空の向こうがわへ。
夕方お大師堂にお参りに行ってなんと嬉しかったことか。 先日跡形もなく消えてしまっていた「お大師ノート」がそこにあった。 お遍路さんの残してくれた納め札も一緒に添えられていてとてもほっとする。
昨日の貼り紙をその人が読んでくれたのだろう。 そうして大切なものだったのだと気づいてくれたらしかった。 不要な物と思い込み片付けてしまったと詫びる言葉が添えられてあり。 どうしてこれが不要な物かとその人を責める気持ちにはならなかった。
ひとそれぞれ。それで良いのではないだろうか。 むしろ返してくれたことに心から感謝したい気持ちでいっぱいになった。
明日は「ありがとう」の貼り紙をしたいなと思う。 そうしてこれからは一緒に大切なものを守っていけたらどんなに良いだろうか。
とても清々しい気持ちでお大師堂から外に出て行くと。 可愛いワンちゃんを連れた見かけない人に出会った。 「こんにちは」と挨拶を交わし話し始めてびっくりしてしまった。 なんと群馬の高崎から16時間もかけて四万十へ遊びに来たのだそうだ。 ワンちゃんも長旅でどんなにか疲れたことだろう。 飼い主のその人は数年前に一度来たことがあって。 四万十の散歩道を犬と一緒に歩いてみたかったのだそうだ。
「お友達だね」あんずのことをそう呼んでくれてとても嬉しかった。
ほんのつかの間のことだったけれどこれも一期一会。
名も知らぬワンちゃんが尻尾を振ってくれて、あんずも嬉しそうに尻尾を振っていた。
|