茜色に染まる空を久しぶりに見たような気がする。 夕風が心地よい。窓からは土手を散歩する人が見えている。
昨夜は真夜中から激しい雷雨になり今朝まで続いた。 稲妻とどしゃ降りの雨にはらはらしながら過ごしていたけれど。 雷雲が通り過ぎた後は嘘のように静かになりお昼前には青空が見えた。
例のごとく娘の家で過ごす一日。 あやすと綾菜が笑うようになりとても嬉しかった。 いないいないばあはまだ少し早そうだけれど。 名前を呼んでいろんな仕草をして見せるとにっこりと笑ってくれる。 まるで天使の微笑み。愛しさがこみ上げてきて目頭が熱くなるほど。
どうかこの子がこれからも健やかに育ってくれますように。 七夕にひとつだけ願いごとをというなら他には考えられなかった。
その反面、昨年の七夕に被災地の子供が書いた短冊のことを思い出す。
「お母さんがはやく見つかりますように」
今年はその後の報道が全くと言っていいほどなかった。 それで良いのか。そんなふうに忘れてしまっていいのかと心を痛める。
その子供は今年も同じことを願ったのかもしれない。
私たちはいちばん身近なことにばかり気をかけてしまう。 それはどうしようもなくて、それが決していけないことではないのだけれど。
「願う」という気持ち。もっともっと手をあわさなければいけない。
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