雨も嫌いではないのだけれど梅雨の晴れ間はやはりありがたい。
娘の家で家政婦の日。洗濯物を干すのがとても楽しく思えた。 ベランダから見える紫陽花がたくさん咲いている小道。 すぐ下には畑がありスイカだろうか緑の蔓が伸びている。 そうしてすぐ近くの小学校からは子供達の元気な声が響いていた。
娘たちは引越しを考えているようだけれど。 ここが良いのになって思った。環境がとても良い。
例のごとく娘は買物に出掛け、お昼過ぎまで綾菜とふたりで過ごす。 今日は綾菜のご機嫌がとても良くて子守も楽チンだった。 お昼には寝てくれてゆっくりと昼食を食べることも出来る。
寝顔を見ながらふと綾菜の人生について考えてみた。 10年20年。はるか先のことのようにも思えるけれど。 この娘はどんな人生を歩むのだろうと漠然と思ったのだった。
辛いことがありませんように。悲しいことがありませんように。 笑顔のままでおとなになってくれたらどんなに良いだろうか。
なんとしても守ってあげたい。そんな思いが込み上げてくる。
大地震、津波、もし今それが襲って来たらと考える。 綾菜を抱いて避難している姿がまるで現実のように浮かんできた。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 気がつけばそう唱えていた。
守ってあげたい強い思いをお大師さんは守ってくれるだろうか。
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