ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2012年05月08日(火) 野ばらの咲く頃

川辺には白い野ばらの花がたくさん咲いている。
天使のような花だなと思う。棘のあることなど忘れて。
それはきっと身を守るためのものだろう。
近寄りがたいと思う人もいるかもしれないけれど。

花はふっくら。蝶々もふれていく。みつばちも遊んでいく。

そんな野ばらのことがわたしはとても好きだなと思う。



出産祝いにいただいた産着を洗った。
干す時のなんと嬉しかったことだろう。
お人形さんの服みたい。ちっちゃくて可愛い。
道行く人がみんな見てくれたら良いなって思った。
「生まれたんですよ」って声をあげたいような気持ち。

あたらしい命は「綾菜」と名付けられた。
「あやちゃん、あやちゃん」と連呼するおばあちゃんであった。

母乳をほんの少しだけれど飲めるようになった。
哺乳瓶よりもずっとチカラが要るのだろう。
はあはあと小さない息をしながら一生懸命に吸っている。
「がんばれ、あやちゃん」娘と二人で声を掛け続けていた。

ちいさな命が必死で生きようとしているのが伝わってくる。
母親の乳房はあったかくてやわらかい。そして何よりも優しい。

授乳している娘の顔は愛をそそぐように微笑んでいた。

おばあちゃんは涙が出そうなくらい胸がいっぱいになる。


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