晴れのち曇り。また雨が近そうだった。
夕方、あんずを連れて大橋のたもとまで行くと。 休憩所にお遍路さんの姿が。どうやら野宿の準備をしていたらしい。 テントは持っていないようでビニールシートで囲いをしているところだった。
お節介かなと思いつつ声をかけてみる。 そうしたら満面の笑顔で応えてくれてすごくほっとした。 やはりお大師堂が近くにあることを知らなかったそうだ。
さっそく場所替えをすることになり道案内をする。 「良かった、良かった」とすごく喜んでくれて私も嬉しかった。
ためらわずに声をかけること。これからもそう心がけようと思う。
一期一会。ささやかな出会いがほんとうにありがたいこと。 そこにはかならず笑顔がある。初対面であっても名も知らぬ人であっても。
笑顔というものはその人のすべてを表しているように思える。
それはどんな言葉よりもまっすぐにこころに届いてくるものだ。
にこにこ笑顔をありがとうございました。
どうかよき旅を。どうかご無事でと後姿にそっと手を合わせた。
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