ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2012年04月07日(土) 桜吹雪

四月だというのに風の冷たいいちにち。
時折りひゅるひゅると強く吹く風に。
桜が少しずつ散り始めてしまった。

はらりはらりと風に舞う花びら。
儚いけれど桜吹雪もまた良いものだった。

そうして季節は新緑の季節へと移っていく。
葉桜もまたその艶やかな緑が目に沁みるようだ。


散歩道を行けば、お大師堂でMさんが待っていてくれた。
すっかり顔なじみになったお遍路さんである。
いつも私のことを「おかあさん」と呼んでくれる。
ちょっとくすぐったいけれどそれが嬉しかった。

もう22巡目の巡礼、山梨には一度も帰っていないらしい。
そのわけを訊く事も出来ず、何がMさんをそうさせているものか。
Mさんの笑顔はとてもあたたかい。瞳はいつもきらきらと輝いている。

ふたりでしばし桜の木を仰いでいた。

散りますね。しかたないことですね。なんて言い合いながら。

ここに来るとほんとにほっとするんですよとMさんは微笑んでいた。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加