風の強い一日だったけれど日中はとても暖かくなる。 気がつけば三月も残りわずか、四月になれば春も本番となるだろう。
お大師堂の桜を楽しみに今日もてくてくと歩く。 川仕事で疲れていても散歩をしていると不思議と元気が出てくる。 重たいはずの身体が一気に軽くなって歩くのがとても楽しくなる。 万歩計は6千歩と少し、室戸岬はまだまだ遠いけれどゆっくりと行こう。
散歩から帰ると久しぶりに息子が顔を見せてくれた。 私の顔を見るなり「腹へった!」それも嬉しいことだった。
鮭の塩焼き。切干大根の卵とじ。マカロニサラダの夕食。 相変わらずの質素な献立だけれど、それが良いのだと息子は言う。 ご飯の大盛りを二杯も食べてくれて「うまいぞ!」って言ってくれた。
仕事はやはり辛そう。けれども笑顔でいてくれてとてもほっとしている。 息子なりにいろんなことを受けとめて耐えているのだろうと思った。
父も母もそんな息子のことをずっと見守っている。 どんなにおとなになっても幾つになっても私たちの大切なこどもだった。
近いうちに焼肉をしようぜ!と言うことになって笑顔のまま去って行く。 ずっと食欲がなくて心配していた父親も「それはいいな!」と喜んでいた。
ああ良かったなあって。今夜はとても嬉しくてならない。
みんなが元気でいてくれる。それが母のいちばんの幸せだった。
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