残りご飯を全部チキンライスにして。
巨大なオムライスを二人分作った。
とても食べきれないよと彼は言うけれど。
私は頑張ってペロリと平らげてしまった。
ときどきケチャップをチューブごと舐めたい。
そんな衝動にかられるときが私にはある。
トマト色なんかじゃなくて血のようなそれ。
からだじゅうに流し込んでみたくなるのだ。
巨大なオムライスはなんだかおびえている。
だって卵が見えなくなるまで紅く染まって。
それを切り刻むように食べる私がいるから。
ぷるんぷるんと震えているのは誰でしょう。
無駄な抵抗はおやめなさいと私はつぶやく。
よっこらしょひとやま越えればオムライス。
われながらこんなにおいしいものはない。
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