雲ひとつない青空。小春日和かなと思っていたけれど。 風がだんだんと強くなり木枯らしのように吹き荒れる。
朝のうちに買物に行った。食料品を買い衣料品を見る。 特に欲しい物もなくあれこれと手にとっては元に戻す。 普段はそんな時間がないから日曜日ぐらいはと思った。
午後は例のごとくごろごろ。炬燵がとてもありがたい。 「アッコにおまかせ」を見ているうちに眠り込んでいた。 何度か目を覚ましてはまたうとうととついに三時になる。
洗濯物を取り入れているとあんずがまた大声で叫び出す。 「早くしろ」と命令されているようでちょっとむっとした。
甘えているだけだよ。彼が言ってくれてはっと我に返った。 知らず知らずのうちに犬と張り合っている自分が可笑しい。
冷たい向かい風の中を突っ切るようにしてふたりで歩いた。 もしもあんずがいなくなってしまたらとふと考えていた。 私はひとりでも散歩を続けられるだろうかなんて思った。
ながくてあと5年。犬の寿命の短さをあらためて感じる。 そう思うとどんなに喧嘩をしてもこんなに愛しいものはなかった。
甘えたいだけ甘えればいい。いっぱいわがまま言えばいい。
母さんはいつも優しいわけではないけれど。ゆるしてねあんず。
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