彼岸の入り。台風の影響で風雨強し。 直撃はなさそうだけれど進路が気になる。 本州縦断となれば被害も甚大になりそうだ。
天災ばかりはどうにも避けようがなく。 心が痛むばかりである。どんなに祈っても。 我が身の無力さを痛感せざるをえなかった。
けれども祈ることを決して投げやりには出来ない。 どうか、どうかと天に手を合わすような気持ちでいる。
彼岸花の咲く頃。その花も雨に打たれていた。 血のような涙を流したらどうしようと困惑する。 けれどもそのしずくが透明でほっと胸を撫でる。
たくさんの亡くなったいのちがその花になるのだと。 そうおしえてくれた祖母もいまは亡き人になった。
祖母もきっと咲いているだろう。とてもあいたい。
あいたいよ。おばあちゃん。
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