ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2011年09月08日(木) 平穏

夕陽を見るひまもなくあたりがすっかり暗くなる。
それを待ちかねていたように秋の虫たちが歌い始めた。

とてもにぎやかだけれどそれもまたのどか。
一晩中歌い続けるであろうちいさな命を想う。

りりん。りりんと私が虫ならばそう歌ってみたい。
お遍路さんの鈴の音のように声を響かせてみたかった。


いつもの散歩道。ススキの穂がずいぶんと育った。
ともに風に吹かれていると清々しい気持ちになる。
たとえばちっぽけな憂鬱もすぐに消え去ってしまう。

思い煩うことなどなにもないのだなとあらためて思う。


お大師堂の庭には白い萩の花が満開だった。
そのしだれ咲くのを手のひらで受けとめてみたくなる。
けれどもなんだか穢してしまいそうで躊躇ってしまった。

きっとだいじょうぶなのに。それを出来ない時もある。

そっとふれてみればよかったのにと少し後悔をした。


蝋燭に火を灯し手を合わせる。

平穏をありがとうございました。

どうかこの平穏がずっと続きますように。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加