紫陽花の花もそろそろ終わりなのだろうか。 花びらがひとつひとつと化石のように枯れ始めた。 すこしさびしく。すこしせつない気持ちになる。
潔く散りたいだろうにそれをゆるされないのか。 それをさだめと受けとめて残りの花びらが微笑む。
憐れんではいけないのだろう。哀れんではいけないのだろう。
そういうわたしも潔くは散ってしまえないのかもしれなかった。 もう少しあと少し生きてみなければそれはわからないことだけれど。 もしかしたら生きながら化石のように枯れていく運命かもしれない。
けれども微笑もう。頭を垂れることもせずに精一杯微笑もうではないか。
今日も平穏に暮れていく。なんとありがたいことだろう。
生きていることをかみしめるような日々でありたいとつくづく思う。
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