日中の蒸し暑さを冷ますかのように夕方から雨になる。 雨音が耳に心地よく響いている。水の匂いもまた好きだなと思う。
週末のせいもあり今日は穏やかに時が流れた。 丸くなっているこころを撫でるように一日を過ごす。
午前中は少し動く。午後はすっかり怠け者だったけれど。 だらだらと過ごす時間も必要ではないかと思ったりした。
そんな時の私は何も考えることがなかった。 頭のなかが空っぽというのもなかなか良いものである。
あれもしなければこれもしなければと焦ることもない。 しようと思えば出来ることもあえてしないでいることだ。
残りの人生があとどれくらいなのかわからないけれど。 ほんの少しでいい実になることが残れば良いと思ったりする。
そんな日々の中にぽつんと無駄な時を埋め込んでいく。 耕そうともしない。種をまくこともしない一日があっても良い。
ただ生きている。息をしているだけでじゅうぶんではないか。
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