梅雨の晴れ間。陽射しはすっかり夏の色だった。
雨の日は雨の日の。晴れの日は晴れの日の。 こころはひとつきりなのだけれどちがって見える。 どちらのこころも穏やかであるのが幸せなことだった。
お昼に友人と待ち合わせてイタリアンのお店に行く。 駐車場にクルマを停めて思わず声をあげてしまったのは。 色とりどりの紫陽花がそれは綺麗にたくさん咲いていたことだ。 国道沿いの賑やかさが嘘のようにそこだけ静けさが漂っていた。
季節の野菜サラダ。カルボナーラ。キノコのピザなど。 友人と語り合いながらとても美味しくいただいたあと。 食後のコーヒーを飲みながら友人の撮った写真を見せてもらった。
前回会ったのは去年の暮。冬から春の写真の数々。 彼女の行動力にはほんとにあたまが下がる思いである。
でもそんな彼女も最近は出掛けるのが億劫になったとのこと。 私ほどではないとしてもそんな年頃になったのかもしれない。
老いることはせつないことだね。そんな話しもした。 出来ていた事が出来なくなる。花がしぼむような感じだった。
それでも雑草のごとく私たちは咲き続けなければいけないのだろう。
もう駄目だとあきらめずに野の花のように力強くあらなければいけない。
今度はいつ会えるのか。約束もせずに別れたけれど。
彼女の夏が彼女の秋が目に見えるように思った。
彼女がうごく。それが何よりの励みになり私も動き出せるかもしれない。
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