日が暮れるとつばめの親鳥達が巣に帰って来る。 そうして母つばめは子つばめたちを包み込むようにして羽根を休める。 父つばめは巣には入らずすぐ近くの軒下でそっと巣を見守っているのだ。
その姿をなんとも微笑ましく感じながら見上げたことだった。
これもかけがえのない家族なんだなとつくづく思う。
こどもをなんとしても守ろうとする本能。それは人間と同じなのだ。
このところずっとなぜか赤ちゃんを抱いている夢を見る。 孫なのかなと思うけれどどうやらそうではなくて。 夢のなかの私はたしかに母親なのだった。
昨夜はその赤ちゃんのオムツがびっしょり濡れていて。 早く替えてあげたいのだけれどどこにもオムツがなかった。 誰かオムツを分けて下さい。そう頼みながら走り回っている夢。
不思議なのはその子の重み。ずっしりとその感覚が伝わる。 夢だとわかっているのだけれどたしかにその子を抱いているのだった。
目が覚めてはっとしながらその子のことをかんがえる。 顔は息子でもなかった。娘でもなかった。 いったいどこの赤ちゃんだったのだろう。
もしかしたら今夜も抱くのかもしれないけれど。
私はその子のために奔走することだろう。
夢のなかのその子の母親は私しかいないのだから。
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