心を痛めつつも日々の暮らしを精一杯に。 そうでなければいけないように思って。 今日も暮れていく。なんと平穏なことだろう。
心苦しさを覆い隠すようにありがたさをかみしめている。
今日は海苔の出荷日だった。 津波の被害はあったもののわずかに残ってくれた海苔。 その海苔が順調に生育してくれたおかげで収穫が出来た。
自然まかせのこと。一時は嘆くことはあっても。 こうして救われる事もある。恵まれる事もある。
被災地を思えば申し訳ない気持ちにもなるけれど。 とても複雑な気持ちになりながらも素直に感謝している。
なんとか暮しのめどが立つ。それはとても幸せなことだった。
けれども明日は我が身。そのことを決して忘れてはいけない。
満開の桜を今日も仰ぐ。
やがて儚くそれは散っていくだろう。
せつないけれど潔く散る花。
そんなふうに生きていたいとしみじみとおもった。
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