それは枝垂れ咲き遠くからみると
ほんとうに雪の積もった柳のよう
近寄ると小さくて愛らしい花が
肩を寄せ合って励ましあうように
互いの事を気遣うように咲いている
だいじょうぶみんながここにいるよ
だから笑顔をわすれないでいようね
その枝をそっと手のひらにのせてみる
雪なのにあたたかい雪なのにやさしい
メモ。
夕方息子がひょっこり帰って来た。 あり合わせの夕食をともにする。 魚なんて久しぶりだなと言って。 鯖の干物を美味しそうに食べてくれた。
仕事はどうしても限界らしい。 辞めてどうするというあてもないけれど。 父も母も引きとめるつもりはもうなかった。
いつでも家に帰って来ればいいさと父は言う。 だいじょうぶなんとかなるからと母も言った。
おおきなコドモが悩んでいる。
おおきなコドモが苦しんでいる。
どんなにおとなになっても愛しさはかわらない。
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