仕事納め。 思いがけずに年末手当をいただく。 とても苦しい経営状態だというのに。 これでお正月をしてねと母がくれたのだった。
心苦しさもあるけれどやはり嬉しさが勝る。 正直なところ年を越せるだろうかと不安でならなかった。 ほっとした気持ちであれこれと買物をする。 あまり贅沢は出来ないけれど、なんとか新年を迎えられそうだ。
恥ずかしい話しだけれど、今年ほど家計が苦しかった年はない。 そんな日々に山里の職場でいただく日当にどれほど助けられたか。 親孝行などと言いながら、ずっと母に助けてもらっていたのだった。
その母が今日は突然の神経痛におそわれ一日中苦しんでいた。 昨日まではとても元気だっただけに心配でならなかった。 かわってあげられるものならかわってあげたい。 どうすることも出来ずただはらはらと見守るだけだった。
ついさっき電話してみたところ。 ちょっとお酒を飲んだら少し楽になってきたということ。 明日も出勤するという母にくれぐれも無理をしないように伝える。
そうしたらすぐにメールが届く。
「ありがとうございました」とひとこと。
おかあさん。それはね私がお母さんにいちばん伝えたいひとことだよ。
ありがとうね。おかあさん。
このいちねんほんとにありがとう。
そうしていっぱいがんばったおかあさん。
ほんとにおつかれさまでした。
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