また来年も帰って来てくださいね。そう言って手をあわす燃える炎に。西の空も燃えているように紅い夕暮れ時だった。少しふっくらとした三日月がそんな空に浮かぶ。おじいちゃんおばあちゃんおとうさん。懐かしい顔が目に浮かんではすぅっと遠くなる。このせつなさはいったいどこから来るのだろう。そうしてまた何事もなかったように日常が戻ってくるのだった。