天気予報は梅雨空のはずだったけれど。 思いがけずに青空が見えてほっと嬉しかった。
湿気を含んだ南風に田んぼの稲がそよそよとなびく。 いちめんの緑を見ていると心が洗われるようだった。
気分も晴れやかにいちにちを過ごす。 あれこれと思い悩んでいたことが嘘のように。 笑顔で過ごせるということはほんとにありがたいことだ。
お給料は日当として毎日いただけることになった。 まるで日雇い労働者の気分でそれも楽しみに思う。 働いて報酬をもらえるということはとても嬉しい。 これまでと違ってすごくやる気が湧いてくるのだ。
まだ二日目だけれど家計もずいぶんと助かっている。 今日は奮発をしてお刺身を買った。おお!と彼が喜ぶ。
彼もやっとビールが飲めるようになったのだから。 毎日の肴を考えては好きな物を食べさせてあげたい。
けれどもそのぶん職場に負担をかけていることを忘れてはいけない。 私がどんなに働いても売上げが一気に上がるわけではないし。 不況のどん底で耐え抜いている職場の事を考えてあげなければと思う。
じぶんにできることがもっともっとあるはずだ。
そう思うとまたやる気が出てきて明日も頑張ろうと思える。
笑顔のいちにちは心も微笑んでいる。
ふっくらとしたその微笑をたいせつにしたいものだ。
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