梅雨空につかの間の青空が見える。 窓辺にいてそんな空を眺めていると。 心のなかにも陽射しが沁みてくるようだった。
そうしてまた梅雨空に変わっていく空。 ツバメ達が何事もなかったように横切っていく。
昨日のこと。母から思いがけない電話がある。 もう職探しをするのをやめなさいと言うのだ。 少し口論になった。あまりにも命令的であったし。 どうしてわかってくれないのだろうと悲しくも思った。
今まで通り山里の職場を手伝って欲しいと言うのだ。 ちゃんとお給料を払うから。絶対に約束するからと。
それがどんなに困難なことなのか私にはよくわかる。 それを言えばまた口論になりついつい言葉が荒くなる。
それが母の優しさだと素直に受け止めることが出来ない。 気楽に甘えて欲しいと母は言うけれど。それもできない。
いったい私はどうすればいいのだろうと昨日から悩んでいる。
無給で手伝ってこその親孝行だとずっと思っていたけれど。 母の願いを素直に聞き入れることも親孝行なのだろうか。
わからない。すぐにこたえなどでそうにない・・・。
とりあえず一昨日の面接先に辞退の連絡をする。 いまはそうするしかないだろうと彼と話し合った結果だった。 もしかしたら採用になったかもしれないけれど。 それでは母とのあいだにまた亀裂が生じてしまいそうだ。
それがよかったのかどうなのか今は何もわからなくて。 ただ母に逆らうことだけはいけないことのように思っている。
なにごともなかったように。今はそれがとてもむつかしい。
おしえてください。
月曜日から私はどんな顔をして山里の職場に行けばよいのですか?
母は微笑んでくれますか?わたしも一緒に微笑むことができますか?
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