今日から五月。日中はまるで初夏のような陽気となる。 さわやかな風。その風が薫るのを胸いっぱいにすった。
ささいなことにとらわれていてはいけない。 そこからぬけだすようにふきぬけていきたい。
風のようにここちよく。ここから向こうへと。 待っていてくれるかもしれないなにかにあいに。
いってみなくてはわからないときは風になろう。
やっと冬物の衣料を片付けられるようになり。 もこもことしたそれらを押入れにしまったりしていた。 春物はつかのますぐに夏物を出すようになることだろう。
ゆったりと日々を過ごしているつもりでも季節はめぐる。 一週間がひと月があっという間に過ぎるのにはおどろく。
そうして歳を重ねていくことをふとせつないと思うのだった。
もうあの時とはちがう。そんな自分にはっとする時がある。
こころのありかまでもちがってしまったようでとまどってしまう。
けれどもそれがありのまま。これでいいのだとじぶんを信じよう。
風のようにここちよく。あしたはあしたの風になってみせよう。
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