二十四節気のひとつ『清明』 万物が清々しく明るく美しい頃だという。
午前中はどんよりとした曇り空だったけれど。 午後から一気に青空が広がりまさに清明となる。
山里ではもう田植えを済ませた田んぼもあり。 そのちいさな苗がきらきらと陽に輝いていた。
桜並木もしっかりとそこにあり目をうばわれる。 牧場では牛たちがのんびりと草を食んでいたり。
とてものどかな山里。ここが好きだなと思った。
不思議な事に体調も良くなる。憑き物が落ちたような。 そんな気さえするほど活き活きとしてくるのだった。
ここ数日の憂鬱さ。不安さえも吹き飛んでしまったようだ。 その土地により気の流れが変わるというのは本当だと思う。
しばらくは毎日というわけにはいかないけれど。 また山里へ来よう。そうして精一杯に尽くそう。
老いた母の背中を見ながら胸を熱くし家路についたことだった。
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