とても風の強い日。それは春風とは呼べないけれど。 陽射しは眩しいほどに降り注ぎほっと空をあおいだ。
土手には野あざみの花が咲き始める。 その棘も若き緑にすっぽりと覆われ。 薄紫の花はきらきらと光輝いている。
寒の戻りもなんのその。いまはたしかに春だった。
川仕事はお休み。海苔の生育が思うようにならず。 しかたなくしばらく様子を見ることになった。 欲を言えばきりがなく自然任せにするほかなくて。 もはや焦る気持ちもなくなりただその時を待つ思い。
体調のこともありいただいたお休みをのんびりと過ごす。 とにかく気分転換をと久しぶりに文庫本をひらいてみた。 やはり読書は良いなと思う。ぐんぐんと惹き込まれていく。
重松清の短編『陽だまりの猫』主人公の気持ちがすごく伝わる。 このひとの作品はどれも読後感が素晴らしくて心地よいのだった。 読み終えた後のなんともいえない満足感。ああ好きだなと思った。
こころを打つ。さりげなく打つ。そんな文章を私も書けたらいいな。
さあて今夜も歌ってみようと。お風呂の鼻歌は『いい日旅だち』
ゆきどけまぢかのきたのそらにむかい。うんこれは大好きな歌だ。
よしえちゃん。たけさん。りゅうちん。しんさん。
北の大地にもきっと春はくるよ。もう少しのしんぼうだよ。
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