今日で三日目の雨は少し冷たかった。
暖かさに慣れ始めていた身体には辛くもあり。 川仕事をお休みしていちにちのんびりと過ごす。
そんな雨も夕方にはやみやっと散歩に出掛けられた。 雨のあいだも桜はそのつぼみを開いていたのだろう。 お大師堂の桜はほぼ満開になりひとひらふたひらと。 花びらが散り落ちていた。なんと儚い事だろうと思う。
きょねんのいまごろだった。そんな桜花のように。 去っていったひとがいる。とても淋しい事だったけれど。 ひとはこんなにも潔く去れるものかと感動さえおぼえた。
Jさん。元気にしていますか?また桜の季節になりましたね。
去るものは追わず。とはいってもいつも気掛かりでならなかった。 縁のあったひとと縁が切れるということはやはり辛いことだと思う。
けれども。Jさんが私にさずけてくれたものそれはずっとずっと。 私の胸の中から消えることはないだろう。ありがたい縁だったのだ。
はらはらとやがて散る花いま生きて儚き夢を胸にひとひら
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