ことしいちばんの陽気だという。 気温は21度を越え四月並の暖かさとなった。
何日ぶりだろう。夕方いつもの散歩道を歩く。 おどろいたのは早咲きの桜がもう咲いていたこと。 民家の庭先にそれはなんともうつくしく咲きほこり。 思わず足をとめて見上げずにはいられなかった。
ああたしかに。春の足音がこんなにちかくなった。
土手の土筆の坊や。もう10センチほどに伸びている。 寒い日もあったというのにすくすくと育ってくれたのか。
あんずが牛のように草を食む。むしゃむしゃと美味しそう。 よく見るとそれはカラスノエンドウの新芽だったりした。
風は沖からの南風。これを春風と呼ばずなんと呼ぼう。
きもちよくここちよく風に吹かれながら歩く散歩道だった。
お大師堂に置いてあるノートにはお遍路さんのメッセージが。 20日の夜に大橋のたもとまでやっとの思いで辿り着いたらしい。 疲れ果てて野宿の場所を探していてとても不安だったそうだ。 通りすがりの人がいてくれてお大師堂をおしえてくれたらしい。 畳の上でちゃんと眠ることが出来てほんとうに良かったと思う。
会いたかったな。でも会えなかったひとの旅の無事を祈っている。
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