ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2010年02月15日(月) 存在

細かな雨が降ったりやんだり。
このところふつかと晴天が続かなくて。
これも春に向かう儀式のようなものかと。
鉛色の空を受け止めるように仰いでいた。


留守中に友人が訪ねて来てくれたらしい。
ポストに入っていたのは彼女が書いた随筆。
それはとても知的で文学的な文章であった。

彼女らしいなと微笑まずにいられないのは。
素直で真っ直ぐなところ。これが私だから。
そう言って押し付けるのでは決してなくて。
照れくさそうにそっと差し出す仕草だった。

読み終えてすぐに彼女と話したいなと思った。
そうしたらそれが通じたように電話のベルが。

「わたし書くよ。今年こそ書くから」弾んだ声。
こころで思ったことをそのままにしておけない。
ちゃんと文章にしてそれを書き残しておきたい。

「だから読んでね。これからも読んでね」

それは私もおなじだった。書かずにはいられない。
些細なこともありふれた日常も平凡な暮らしだって。
それを書き残すことがたとえ無意味な事であっても。

わたしいるよ。ここにいるよ。ちゃんと生きているよ。



わたしたちはそうして老いる。けれどもそうして存在する。




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