ふつか続いた雨もあがり穏やかな晴天。 やわらかな陽射しがありがたくてならない。
作業場の庭に海苔をたくさん干した。 緑の海苔がきらきらと光っているのが嬉しい。
彼とふたり今日も頑張る。黙々とはいっても。 実はいろんなことを考えている。それは秘密。
夢のようなこと。決してありえないようなこと。 妄想というのかもしれない。考えるのが楽しい。
そうしているとあっという間に収穫が終わるのだ。 お腹空いたなあとかしんどいなあとか思う暇がない。
夢見るおばさんっていいよ。うんいっぱい夢見ようよ。
帰宅したら母からメールが届いていた。 てっきり仕事の事だろうと思ってそれをひらく。
「寒くないですか?収穫はどうですか?」
ほろほろと涙がこぼれそうなほど胸が熱くなった。 気遣ってくれている。母の優しさが身に沁みてきた。
職場をほったらかしにしなくてはならなくて。 母ひとりでどんなにか忙しくしていることだろう。 私も母を気遣う。「無理をしないでねお母さん」
ふたり顔をつき合わすとついついぶつかってしまうことがある。 電話だと声を荒げてしまう事もある。苛立つ事だってたまにある。
メールってなんてありがたいものなのだろう。
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