| 2009年12月02日(水) |
忘れ物はなんですか? |
師走も二日。先週からの暖かさをそのままに時が過ぎる。 このまま押し流されるように一年が終わってしまうのだろうか。 ふと立ち止まってみたくなる。陽だまりで猫のようにまるくなりたい。
昼間。お休みだったサチコが忘れ物を取りに帰って来ていたらしい。 私も家に居て迎えてあげたかった。毎日だって会いたくてたまらない。 電話でちらっと声だけ聴く。頂き物のメロンと洋梨をお裾分けした。
何か他に忘れ物はないかしら。母はいつだって飛んで行きたい気持ち。
そんなことを思いながら。子離れってムツカシイものだなと思う。 息子君の時とはあきらかに違うのだ。なんだろうこれって不思議だな。
いつもより早目に帰宅したけれどもちろんもうサチコはいない。 いったい何を忘れていたのかしらとかつての部屋を覗いてみる。 部屋は私が片付けたままで何ひとつ変わった様子は見受けられない。
置き去りにされたもの。そのすべてが母の宝物のような部屋だった。
微笑み混じりのため息。忘れ物はなんですか見つけ難いものですかと歌う。
すっかり日暮れて満月を仰ぐ。あんずがきゅいんきゅいんと晩御飯をねだった。
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