| 2009年11月02日(月) |
そうしてまあるくなって |
北の大地ではもう初雪の知らせ。 南国高知も木枯らし一番が吹き荒れる一日となった。
ひゅるひゅるとうなるような風の音。 枯れ葉が踊り狂うように路地を舞う。
朝の道では7人のお遍路さんを追い越す。 ついつい荷物に目がいってしまうけれど。 皆さん野宿ではなさそうで少しほっとする。
一気に寒くなった。先日の彼女の事が気掛かりでならない。 あれからお風呂に入れただろうか。今夜は何処で眠るのだろう。
我が家は申し訳ないほどに平和だった。 お休みだったサチコと一緒に晩御飯を作る。 あれも教えようこれも教えようと気が逸る。 しばらくはサチコの好物ばかり作りそうだ。
父は少しばかり拗ねている。やはり寂しいのか。 おまけに彼氏がまだ挨拶にも来ないと文句を言う。
それはとても肝心な事なのかもしれないけれど。 私はむしろそんなシンプルさが好ましく思った。 そこが男親と女親のちがいなのかもしれない。
「まあ、お父さんそれはね」と宥めながら笑った。
そうしてまあるくなって今日もゆっくりと夜が更けていく。
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