空はいちめんが青い海原のようであり 真っ白な魚が群れをなして泳いでいるようだった。
なんど仰ぎ見たことだろう。夕暮れ時には茜色の魚たち。
散歩中。ちいさな女の子ふたりと出会う。 一年生くらいだろうか笑顔が可愛かった。
川のほうは危ないよと言ったのだけれど。 あんずのことを気に入ってくれたらしく。 みんな一緒にお散歩をすることになった。
お大師堂まで行く。今日はお遍路さんの靴がある。 外でお参りしようかねと三人で手を合わせて帰る。
ばいばい!またね。そんな声が耳に心地よく響く。 むじゃきであどけなくてとてもこころがなごんだ。
こんな頃があったなとむかしむかしの娘をおもう。
サチコの帰りを待ちながら買い揃えなければいけない 家具などをメモする。まるで自分のことのように思う。 冷蔵庫はあそこ食器棚はあそこ配置まで考えてしまう。
「あんまりおまえが仕切るなよ」と彼に注意されたけれど。 どうしてもでしゃばってしまう。母とはこんなものだろうか。
今日は夕方。サチコの彼氏が部屋を見に行っているはずだった。 あそこに決まれば良いな。気に入ってくれたら良いなとおもう。
順調に契約が整えばさっそく電気屋さんに行こう。家具屋さんも。 ふたりになるだけ負担がかからないように出来る限りの事をしたい。
母って急いでいるねと昨夜もサチコに言われた。どうしてだろう。 自分でもよくわからないけれど。たしかに母は急いでいるようだ。
かといって引きとめるわけにはいかない。まるで応援団長のような母。
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