| 2009年10月01日(木) |
こんなにも近くにある |
空はなかなか晴れてくれなくて今日もどんより。 もう10月なのだと思えば風の色も少し変わる。
仕事中。母と向かい合って昔話をしたのだった。 最初は例の沢蟹の話しから。祖父の山の家には。 すぐ近くに谷川が流れていてその蟹が沢山いた。
母は子供の頃その蟹を食べたことがあるのだと言う。 あの頃は何だってご馳走だったのだと遠い目をして。
お米を作り野菜を作り鶏を飼って牛も山羊もいたっけ。 絞りたての山羊の乳。そうして生みたての卵の温もり。
母が子供の頃を思うように私も幼い頃を思い出していく。 お山のお家が大好きだったコドモの頃にかえっていった。
祖母が作ってくれたおはぎのとても美味しかったことや。 じゃが芋を蒸してすり鉢で練って卵とお砂糖を入れたのや。 なんて懐かしい味なのだろう。いつまでも忘れられない味。
一気に胸に熱いものが込み上げてくる。とても淋しかった。 カナシイのとは違う。なんて言葉にすれば良いのだろうか。
過去。とても遠く過ぎ去った日々がこんなにも近くにある。
いつもは喧嘩ばかりしている母がとても温かで優しく思える。
母の子供に生まれてよかったとやっと感謝出来たような気がした。
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