| 2009年07月08日(水) |
お疲れさま ありがとう |
雨は降りそうで降らなくて。どんよりとしたまま日が暮れる。
昼間。母の体調が少し悪く。早引きをして寝ているようにと。 何度かすすめてみたけれど。大丈夫の一点張りでそうしようとしない。 夏風邪だろうと本人は言うけれど。とてもしんどそうで気掛かりだった。
結局わたしが先に職場を出る。「お疲れさま ありがとう」の声を背に。
もう71歳の母。世の習いならもうとっくに引退していても良い年だと思う。 それなのにPC仕事以外ならなんでもこなし。未だ老眼鏡もかけずにいる。
ふっと後悔するように省みる時がある。私は母に甘え過ぎている。 もしかしたらこれっぽっちも尽くしてなどいないのかもしれない。
精一杯とはいったいどれほどのことを言うのだろう。足りない事。 これがそれですよと示される事などない。私はそれを知りたかった。
お疲れさま ありがとう それは私から母に言うべき言葉だと思う。
夕方。あたり一面が灰色に見えるなか夏草の緑を確かめるように歩く。 お大師堂に人影らしきものが見えて。一瞬とまどってしまったけれど。
それは浜木綿の花だった。白い百合の花束のようにそれは咲いていて。 遠くから見ると白い手ぬぐいを被った人の頭のように見えるのだった。
近づいて声をかける。昨日とはちがう声がそこから聴こえるように感じた。
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