ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2009年06月08日(月) ふたりで歩きながら

朝には風にそよいでいた夏草たちが。
午後にはもうすっかり刈られていた。

そこはいちめんの雀色。さっぱりと。
心地よいほどに緑をさらっていった。

鳥たちが集い盛んに餌を啄ばんでいる。
椋鳥だろうか小さな鳩のように見える。

恵みというものはそうして訪れるもの。

草の根はしっかりと残りやがてススキ。
また若々しい緑であふれることだろう。




午前中は山里の職場。午後は動物病院だった。
あんずはクルマに乗るのをとても嫌がるので。
彼とふたりがかりで軽トラックの荷台に乗せ。
やっとの思いで病院へ着く。ぶるぶると震え。
そこが病院であることを知っているのだろう。
押さえ込まれてちくりと痛い注射をされる事。

その顔といったらすっかり怯えた子供のよう。
よしよしと親の気持ちになる。愛しいものだ。

すっかり白髪になりましたねと先生は言って。
犬も歳月には勝てないですねと声を落とした。

この夏を越せるだろうか。今はとても元気だ。
けれどもその日は突然にやってくる気がする。


夕暮れ時のいつもの道をふたりで歩きながら。
しみじみとかみしめるようにこの縁を想った。

寿命とは天からあたえられた精一杯のいのち。
ともに生かされている歳月があることに感謝。


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