夜風を心地よく窓辺でぼんやり佇んでいると。 ふと秋ではないかと思う虫の声が聴こえてくる。
ちいさな命がそこにある。そっと耳を傾けながら。 歌にはなれない吐息をもらす。ふふっるるふふっ。
そんなふうに微笑む吐息。ああ今日も幸せなのか。
おもいっきり短くした髪の毛を風にまかせながら。 とりとめもなくここにこうして記しているけれど。 あまりにもちっぽけなせいでなにも伝えられない。
けれども今日が暮れていくから。行かなくちゃと。 どこに向かうのかもわからず。ただ身を任せている。
さがすのも確かめるのもよそうと決めていたけれど。 きっと何かを失くしてしまったのだろう。ワカラナイ。
だからといって痛まないこころがすこしもどかしいのだ。
ふふっるるふふっ。ふふっるるふふっ。ふふっるるふふっ。
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