ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2009年04月21日(火) ぽとりと落ちた。

雨のち晴れ。午後つよく吹きぬける西風が心地よかった。
吹かれたくてならなくなる。雨の残り香が漂う道を歩く。


川辺には野バラが満開になり。あちらこちらに群生している。
それはほのかに優しく匂い。立ち止まらずにはいられなかった。


自分がそこに佇んでいることをふと奇蹟のように思うことがある。
歩いてきたことを忘れて。そこに舞い降りてきたかのように思う。

蝶であるわけがなく鳥でもない。羽根らしきものは何ひとつない。
けれどもふわりとしたその感覚。それはどんな言葉でも言い表せない。


川岸に続く石段に腰をおろし。しばし放心していた。波立つ川面を。
ただぼんやりと見つめていると。何か灰汁のようなものがぽとりと。

              落ちた。


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