| 2008年12月15日(月) |
あえる。あえない。あえる。 |
冬らしくすっきりと良く晴れる。色づいていた木々も葉を落としつつ。 最後の一葉を見つけたりすると。はらはらとせつなくもなる頃だった。
四日ぶりの山里。例の銀杏の木はもちろん道端の民家の欅の木でさえも。 この数日のあいだにすっかり裸木になっていた。けれども『冬けやき』 私はその冬の欅の木が好きでならなくて。二本並んで寄り添う姿には。 おとことおんなの情であるような。なんともいえない哀切の息を感じる。
たがいに空へと手をのばす。それはか細い骨のようでもあり指先にも似て。 だからといって絡み合えずに。ただひとつの空へと想いを馳せているばかり。
ことしもふたりにあえたのか。愛しさが鼓動の波となってはおしよせてくる。
日中はひたすら仕事。外回りの仕事もありありがたかった。営業のような事。 帰り道で幼馴染の家の前を通り。行き過ぎてはふっと思い立ち後戻りしてみた。 子供の頃に呼んでいたようにその名を呼ぶと。すぐに飛び出して来てくれて嬉しい。
私は小学四年生の時にこの山里へ転校して来た。そうしてわずか三年間だったけれど。 いちばん仲良くしてくれたのが彼女で。転校してからも時々手紙を交し合っていた。
そうしていつのまにかそれが途絶えたまま。ながいこと歳月が流れてしまっていた。 母の再婚。そうしてそれに引きよされるように私もまた山里の地を踏むことが出来た。
母にとっても。私にとっても。この山里はよほど縁深い土地だったのだろうと思う。
今年のお盆には同窓会があって。私のところにもその案内状を届けてくれたのだけれど。 私は行かなかった。なぜか気が進まず気が重くもあり嘘の理由を作って行かずにいた。
その時のみんなの写真を彼女が見せてくれる。ひとりひとり名前をちゃんと憶えている。 初恋のひともいた。すごくすごく好きでその頃は話し掛けることさえ出来なかったひと。
わずか三年の間だというのに。こんなにもみんなのことが懐かしくてならない自分。 決して忘れてなどいないのだとつくづく思った。会いたかった。会うべきだったと。 それは後悔になってしまい。もしかしたらもう二度と生きて会えないのかもしれない。
次はいつになるかわからないと彼女も言う。でもふたりはいつでも会えるよねと。 そうなんだ。こんなに近くにいるのだもの。私はとても大切なことを忘れていたのだろう。
手を振って見送ってくれる。涙があふれそうになる。ありがとうってこころがさけぶ。
追記:昨夜遅くプチ家出をしていたサチコが帰って来た。 今回はなんと横浜アリーナ。DJOZMAのファイナルコンサート。 一日は東京散策。浅草で人力車に乗ったのが楽しかったとか。 お土産の銀座の焼き菓子がやたら美味しく。焼酎やらビールやら。 無性に白ワインが飲みたい夜でもあった。はぁ・・ふう・・・・。
|