| 2008年11月19日(水) |
寒くても春のようにあたたかく |
すっかり真冬のように寒い朝になる。心構えはしていたけれど。 一気に秋が押しやられてしまったような。すこしのせつなさと。 もうそこにある季節を受け止めてしまったこころで頷きながら。
いちにちがはじまる。冷たさも心地よいものだなと息をしながら。 雪雲のように重い雲の隙間から。しっかりとした朝の陽を仰いだ。
「行ってきます」と玄関を出る時には。メダカの水槽を表に出す。 これは毎朝の日課であり。この先もたとえ雪の日もそうするだろう。 メダカは日向ぼっこが好きらしい。とにかく明るい場所が好きらしい。
玄関先には。先日植えたばかりのウィンタークローバーがもう咲き始め。 その名の通り寒さに強いことを知り。ほっとしながら心が和むのだった。 桜草の花に似ているけれど。花びらは丸みを帯びてなんとも可愛らしい。
寒くても春のようにあたたかく。こんなふうに生きられたらいいなと思う。
山里はもっと冬らしくて。雪の赤ちゃんが泣きだしたように時雨れていた。 それでも時々はささやかに微笑む。そんな空とともに一日を過ごしていた。 あれこれを思い煩わず。何も焦ることもない平穏な時間をありがたく思う。
帰宅してすぐ。またあんずと向かい風を突っ切って歩く。ゆっくりではなく。 急いでいるのを許してほしい。だって母さんは晩御飯の支度をしなくちゃね。 お休みの日が雨でなければ嬉しいね。そうしたらもっとゆっくりお散歩しようね。
日暮れて宅配便が来る。予約注文していた『いちむじん』のアルバムが届いた。
好きなのだとても。むしょうにギターの音色が愛しくてならない夜がある。
今夜はそれを心ゆくまで聴きながら。これを書き記すことが出来てほっとしている。
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