| 2008年08月27日(水) |
どこまでも流れていこう |
今にも雨になりそうな曇り日。とても涼しい風が吹く。
国道沿いのお寺の庭に夏水仙の花を見つける。 それは鮮やかなピンク色で。彼岸花の姿に似ている。
もう花の盛りは過ぎているのかもしれなかった。 今まで気づかずにいてごめんねと遠くから声をかける。
最近いけないな。草花と語り合うことを疎かにしているようだ。 植物はほんとうにさりげなく在り。求めることをしないもの。 だからこそ気づいてあげないといけないなとあらためて思う。
そうしてやっと我にかえったような。新鮮さを感じることが出来た。 穏やかに生きよう。何も思い煩うことなく心をひろくして生きよう。
時というものはありがたいものだ。流れているから身を任せられる。 逆らえば苦しい。もがけば溺れる。求めれば渦に呑み込まれるだけだ。
さあ心機一転。きもちよく流れていこう。すいっとすいっといこう。
そうそう昨夜とても素敵で不思議な夢を見たのだった。 時が流れてしまったら忘れてしまいそうなので。書き記しておきたい。
暗い夜道を一緒に歩いているひとがいて。暗いね・・って片寄せあって。 そうしたら突然夜空に花火が上がったのだ。それは真っ白な花火だった。 どうしてだか音は聴こえず。でもその白い花火のなんと綺麗だったこと。 いくつもいくつも上がって。ぱあっと花開いたかと思えば一瞬にして零れる。 その滴のようなものが。まるで雪のように空から舞い降りてくるのだった。
そのひとは子供みたいにはしゃいでいた。その横顔をはっきりとこの目で見た。
そこでフラッシュ。今度は川沿いの夜道をてくてくとふたり黙って歩いていた。 そうしたら突然そのひとが大きな声をあげて「逃げろ!はやく」と背中を押した。 私は何がなんだかわからないまま駆け出してしまう。私だけが行かねばならない。
何処へ行けばいいのだろう。気がつけば無我夢中で暗い夜道を走っていた。
やっと振り向いた時。そこはただ静寂と闇ばかり。そのひとはもういなかった・・・。
まあそんな時もある。そのようにして季節は流れていくものなのだろう。
今度そのひとに会えたら話してあげよう。きっと大笑いしてくれるだろうな。
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