ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2008年08月17日(日) なんだか無性に人に会いたくなる。

朝のうちに。髪の毛を今以上に短くする。さっぱりと心地よくなった。

そうしたら。なんだか無性に人に会いたくなり。ふっとその顔が浮かぶ。
多忙な人だから留守かもしれないなあって思ったけれど。家に居てくれた。
そうしてひとつ返事でおっけいをもらった。彼女の家の近くで待ち合わす。

お店はお昼過ぎで少し混んでいたけれど。窓際のティールームが空いていた。
ほんとに久しぶりねって言って。最後に会ったのが去年の夏だったことを思い出す。

『季節の紅茶』というのを注文する。ドライな薔薇の花を浮かべて飲む紅茶だった。
なんともいえない良い香りで。飲んでいるうちにうっとりと気分が安らいだ。

そうして語り合いながら。この一年に彼女が撮った写真をいっぱい見せてもらった。
何度か女流展に入選しているだけあって。ほんとうに感動する素晴らしさだった。

私はといえば相変わらずで。細々と書き続けている同人誌をお土産に持って行く。
彼女が目の前でそれを読もうとするので。思わず手を出してそれを制してしまった。

そうして彼女の旅の話を聞かせてもらう。ほんとうによく一人旅をする人で。
今年は春に東京へ行ったのだそうだ。ほらこの写真よって桜の写真を見せてくれる。
「これって、千鳥ヶ淵?」って訊くと。「そうそう、ちょうど満開でね」って。

そこには鳥も飛んでいた。水辺で遊んでいる鳥もいる。なんだかほっとする光景だった。


そうしてずっと話しが尽きない。季節ごとの風景の話しや花達のことなど。
紫陽花の話しになって。化石の紫陽花のことを知っているかと私は訊ねた。
化石?って彼女は不思議そうな顔で耳を傾けてくれる。とても興味深そうに。

散れない事の哀れさ。そのままのカタチで老いることのせつなさ・・など。

せめて人の手で切ってもらえたらどんなに救われるだろうかと私は思う。

知らなかった・・今までずっと目を背けていたように思う。と彼女は言った。

ああでも。決して写真に撮ったりしないでね。と手を合わせてお願いをする。


それが「書く」ってことなのかなって。彼女はふっと呟いた。

そうなのかもしれないと私も思う。ただ美しくて綺麗なだけじゃいけない。

汚れたり腐ったり。傷ついたり痛かったり。そこからいかにして生きるか。

そんな希望のような文章を書きたいものだ。ありのままの姿が命になるような。

ついつい熱っぽく語ってしまって。そうして目頭まで熱くなってしまった・・・。


「次は一年後じゃ駄目だよ」って彼女が言ってくれる。

私もそう思った。明日のこともわからないから。つぎの夏だってわからないもの。

「秋ね!きっと連絡するから」そう言ってくれてとてもほっとした。


駐車場で手を振り合って別れる。ほんとうにありがたい微笑のひと時だった。



帰宅して。その微笑をぎゅっとしながら・・なんだかとてつもなく心細くなる。

生きられるのだろうか。ほんとうに・・・。

いったいわたしはどうしてしまったのだろう・・・。




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