| 2008年08月09日(土) |
だいじょうぶ。みんなここにいるよ。 |
ここ数日不安定だった空が。また微笑んでくれたようないちにち。 南風が吹く。そうして微かに海の匂いがするのを心地よく感じた。
いつもなら日がな一日気だるく過ごしている休日だったけれど。 なんとなく動き出してみたくなり。そう思うと居ても立っても。 いられなくなり。今日しかないような気持ちでクルマを走らす。
お隣の町の『道の駅』の近くに向日葵がたくさん咲いているという。 そういう一面のそういう見渡す限りの風景が。私はとても好きでならない。 わぁっと声をあげて感動する。そうしてたくさんの精気を感じとる一瞬を。
けれどもほんの少し残念だった。おそらく先日の大雨に打たれたのだろう。 大きく咲いた向日葵ほどとても哀しそうな顔をしていた。首をがくんとしては。 なんだか今にも泣き出しそうな顔。その頭には燦々と夏の光が降り注いでいる。
がんばれがんばれって太陽が声をかけているように見えた。 けれども頑張れはしない。地面に根をはりやっと立っているのが精一杯のよう。
その大きな向日葵たちを取り囲むように。まだ若い小さな向日葵たちがいる。 みんな空を見上げて微笑んでいた。まるで誰かを励ましたくてならないように。
だいじょうぶ。みんなここにいるよ。いつかはみんな終わってしまうけれど。 それって今じゃないから大丈夫だよ。そんな声があちらこちらから聴こえる。
そこは向日葵畑。おなじ土のうえ。みんな同じ空のした。ほら海だって近い。
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